キスよりもっと熱くならないか

バカになろうぜ!!!

『応答セヨ』をフライングゲットした件

タイトルに懐かしさを感じた君はBUTTERFLY EFFECTを買おう(配信版は1,600円!)

冒頭から思いっきり宣伝で失礼しました。よかったら買ってね。

 

さて、応答セヨの話をしに参りました。以下完全にネタバレなので未購入の方は発売日の後に遊びに来ていただけると嬉しいです。

 

 

 

 

「僕」と「君」と「流星」 

ラジオ音源を聞いた時点ではこの三者がねじれた状態で存在しているように感じた(

『応答セヨ』 - キスよりもっと熱くならないか)んですが、案外一曲通して聞いてみると、「僕」「君(=あの日の僕)」「流星」を追いかけている構図なのかな、という気がしました。

「つまずいてばかりの僕」を笑わなかったのも「君(=あの日の僕)」だと仮定して、この曲は自分と過去の自分の対話で、主人公は過去の自分が夢見た『未来の僕』に近づくためにもがいていて、理想の『未来の僕』になれなかったから、せめてそのスタート地点に辿り着こうとしている、泥臭くてかっこ悪いおとななのかもしれない。大人になったらなんでもできると無邪気に信じていた子供の頃の理想像には届かなかったけど、つまづいてばっかりでも、それでも歩かなきゃいけない。

「変わったろ?あの日の僕と」、最初はいい意味で変わったでしょう?という呼びかけだと思ってたんですが、これちゃんと聴いたら「あの日の(輝かしい頃の)僕と」変わったろ?なんですね。自虐してる。唯々諾々と日々を過ごしてる、ヒーローになれなかった市井のひとり。

理想の自分になれなかったなあ、って語る新藤晴一詞と言えば『幸せについて本気出して考えてみた』が分かりやすいと思うんですが、あれは理想の自分にはなれなかったけどそれなりの幸せだって偉いんだぜって肯定ソングなのに対して、応答セヨはヒリヒリしてる。例えば理想がカツカレーで今が白ごはんならせめてカレーかけるとこまでは行きたいんだ、白ごはんにお漬物じゃヤダって言ってるというか…なにこの喩え…

理想の自分になれなかった、っていうテーマの晴一詞はけっこう多いけど、応答セヨはさすが曲と関ジャニ∞のアーティストパワーに引っ張られたのかわりかし前向きに終わってる気がします。関ジャニ∞さん、だてにビジネス根明やってねえぜ感(個人の感想です)

「三日月のライト」

ポルノのオタクたち~~~~!みんな大好きグラヴィティだよ~~~~!!!!!

嘘。グラヴィティではない。グラヴィティではないんですけど、「三日月のライトの 紐をそっと引っ張る」グラヴィティでしょう。ちなみにここを担当しているのは関ジャムハネウマライダー回でハモリをとっても頑張っていた錦戸亮ちゃんです。「紐をそっと引っ張る」の歌い方になんとなく岡野を感じる。

 「猫のあくびが 途絶えた頃には」CLUB UNDERWORLDより何度もかな~という気がします。晴一くんの中で猫はみんなが寝静まった後も起きてる存在で、夜の象徴だというのが良く分かる。狂乱のCLUB UNDERWORLDの回転の合図は猫がサカる声だし、「楽しげな話しが尽きたように黙った月の夜」でも、猫だけは屋根の上にいるし。ちなみに晴一くん自身は長年連れ添った超かわいいミニチュアシュナウザーのスゴロクくんという盟友がおりましたとおり犬派です。歌詞の世界観の中で猫って使い勝手がいいんだろうな。

2Aにはわざと『新藤晴一』っぽいワードを選んで使ったのか?というほど、出だしからガツンとポルノ既出のワードをぶつけてきている感じ。そういや1Aの「旅の途中なのか?」はイメソン御用達アゲハ蝶かな。もはやリンクも貼りません。

けっこう詩的だった2Aに続く2Bが「垂直ジャンプ 0.5秒 20センチ しょぼくてゴメン」といきなり具体的な数字と砕けた口語なのが世界観ぐっちゃぐちゃのハルイチワールド~!ってなって最高。徹底して『応答セヨ』はファンタジーにならないようにバランスを取っている印象がここで結構強まってる気がします。あくまでスニーカーを泥で汚して走る、そこらへんにいる冴えない男の歌詞って感じ。

やっぱテレビでよく披露されるだろう1番よりは2番の方が好き勝手できるのかな?というのが…なんかこう…ひしひしとわかる構成ですね…良いと思う…。

「僕」は「遠い日の僕」に応えられたのか?

 全編通して「流星」を追いかけて、応えてくれよ!って歌ってるのがこの曲だと思う。

1番はわりと過去⇔現在の構図と、この主人公は理想に向かって走ってるんだよ~っていう説明を含めかなり疾走感を持たせてドラマティックに構成してるのに対して、2番はいきなり電気消すし暗闇の中で自分の鼓動感じてるしさっきまでの疾走感どこ行った???そして垂直跳びは20センチ。ここで一回言葉のテンポ感をわざと落としてるのかな~という気がします。

「ピントずれた望遠鏡 映し出す後悔 灰色の景色」とネガティブな表現が続いて、「遠い日の(輝かしい)僕」ではなく、「(冴えない)昨日の僕」が浮かぶ、ここではまだ「僕」は理想の足元にもたぶん届いていない状態。

「いっそ目を閉じちゃって 見たかった世界を心に描こう」ここがすごくて、応援歌になるべきであろう曲で主人公が一回逃避しちゃうし、しかもそれを肯定してる。「誰にも邪魔なんかさせたりしない」。「僕」はここで実際に自分の理想の世界にいるわけではなく、目をつぶって理想の世界を夢見ているだけで、実際問題の解決には至っていないんですよね。でもよく考えたら、「昨日の僕」を客観視できるところまでは来てる。一応ちょっとずつ成長してるかな?って感じ。

からの、「さあ早く行かなくちゃ 約束という名の嘘になる前に」ここでいきなり逃避から帰ってくる。じゃあ何が逃避から「僕」を連れ戻したのか?っていうと、やっぱり「見失いそうな時 いつも瞬いて僕を導いたよ」っていう、流星の存在があって、しかも流星はただ導くだけじゃなく「追いついてみせろよ」と「僕」に発破までかけてくれる。ここまで書いて思ったけど「流星」って「遠い日の僕が信じて願い事をかけた未来の僕」なのかな。

1番で「その背中へと 飛び乗って 僕はスターライダー」だったのが、2番っていうか落ちサビでは「今飛び立とう 僕はスターライダー」に変わってて、1番では頭上を飛ぶ流星と地上を歩く僕だったのが、一緒に飛び立つ形になってる。流星に乗ってることは「スターライダー」だから変わらないんだけど、明らかに自発的な動きに変わってるのも特筆すべき点かな?

主人公は成長しようとして、最後にちゃんと変わったんだよ!って見せてくれる物語としての美しさ、これはほんとうに晴一詞の強みだな~と思います。たぶん応答セヨテーマにした二次創作書くのとか余裕だと思う。

ほか雑感

「モールス信号みたい」って歌詞からジャケ写がああなったとしたらマジで今回のインフィニティの本気がすごすぎて怖い。どうした。

歌い出しはまるちゃんだし、あらすじ見るに泥棒役者のストーリーにも絡めてるっぽいけど、やっぱりマイクの音量が一番大きくて、たぶん一番ヘソになる1B2Bを歌うのは渋谷すばるなんだな~っていうのが非常に面白いですね。さすがのメインボーカル。本人もそれをわかって背負って立ってるのがいい。(ジャニーズnet 応答セヨ特設サイト参照)

「映し出す後悔」の「後悔」で声ひっくり返ってんのりょうちゃんかな?エモくてとてもいいです

なぜ作曲にも編曲にもいないのにギターソロが晴一臭いのだ(褒めてる)

 

いや~~~~『応答セヨ』地上波演奏初公開、11月15日(水)19:00~読売日テレ系列『ベストヒット歌謡祭2017』が楽しみですね!

えっ、さらにこの名曲が映画館の音響で聴ける、ベースとオレンジ担当丸山隆平君主演映画『泥棒役者』が11月18日から全国ロードショー!?なんていいタイミングなんだ!早く観に行かなくっちゃ!まだ終わってないニャ~~!